2016年 菊花賞 予想
あえて穴を狙う菊花賞
今回はディーマジェスティとサトノダイヤモンドの2強だと言われている。それは紛れのない事実だし、この2頭で争えばサトノダイヤモンドの方が強いだろう。しかし、それではおもしろくない。それに、サトノダイヤモンドには不安要素もあるのは確かである。
JRAで開催される3,000m以上のレースはそんなに多くない。菊花賞、天皇賞・春というG1から、G2の阪神大賞典、G3のダイヤモンドステークス、ステイヤーズステークス、そして、オープン特別の万葉ステークスのみである。
昔から、長距離は騎手で買え、というジンクスがあり、それを考えると3,000m以上の距離のレースで2勝以上している騎手を考えると、ルメール騎手は2007年ダイヤモンドステークスのトウカイトリックで1勝のみとなっている。デムーロ騎手も、2004年ステイヤーズステークスのダイタクバートラムのみ、しかしこのデータは参考資料的にしか見ることができない。
昔は長距離で穴を開ける騎手として、松岡騎手や武幸四郎騎手がいたが、今回は参加していないので、割愛することにしよう。
本題に入るが、前哨戦を見る限りサトノダイヤモンドにはまだ粗いところがあり、そこが弱点になる可能性は十分にある。それよりも、ゴール手前でサトノダイヤモンドに詰め寄ったミッキーロケットには注目をしているし、和田騎手は長距離でも勝てる騎手なので、ここで本命にするのは間違いではない。
あとは、2強以外の穴馬を探すことになるが、血統で菊花賞は測れないということが、昨年のキタサンブラックで証明されたので、血統的な要素や距離不安という雑音に耳を塞げば、エアスピネルも全く買えない馬ではないことがわかる。それに武豊騎手は長距離のペース読みが得意な騎手の一人なので、ここで人気を落としても抑えたい馬の一頭である。
もう一頭は、北村騎手が乗るシュペルミエールをあげておこう。阪神の2,400mという神戸新聞杯と同じ距離のレースで53キロと斤量は軽いものの、しっかりと差し切り勝ちを収めている。残念なことに、タイムは2.27.7と神戸新聞杯に比べ2秒も遅いので、そこまで期待はできない。
また、これはデータ論争になるが、菊花賞はマンハッタンカフェが勝った2001年以降美浦の馬は一切勝利していないので、今回も栗東の馬中心に馬券は考えた方がいいのは間違いないだろう。となるとやはり、、、サトノダイヤモンドなのか???
ちなみに連対した馬まで遡ると、2004年のホオキパウェーブまで遡る。ジンクスを破るのはマンハッタンカフェの蛯名騎手とホオキパウェーブの二ノ宮調教師が管理するディーマジェスティなのかもしれない。
2016年 菊花賞予想はこちら
◎ミッキーロケット
◯サトノダイヤモンド
▲ディーマジェスティ
△シュペルミエール
△エアスピネル
複勝1点勝負
※複勝1.5倍を指標に一点買い ■ミッキーロケット