2016年 有馬記念 回顧
2016年 有馬記念の結果
1着 サトノダイヤモンド
2着 キタサンブラック
3着 ゴールドアクター
という結果になった。
◎キタサンブラック 2着
◯サウンドオブアース 8着
▲シュバルグラン 6着
△ゴールドアクター 3着
△マルターズアポジー 15着
■収支発表
複勝 8,400円 -1,600円
TOTAL:-39,400円
■総評
ここ数年で最高の有馬記念といっても過言ではないだろう。キタサンブラックが残すかと思ったところを、ゴール寸前でサトノダイヤモンドが交わすという結果である。サトノダイヤモンドを一切買っていなかった自分からすれば、とても悔しい結果とはなったが、ダイヤモンドの強さは本物だということがわかったので、来年は狙いを定めて行こうかと考えている。ダービーでサトノダイヤモンドを破ったマカヒキも復帰してくるだろうし、古馬の中心はこの二頭になるかもしれない。
また、サトノダイヤモンドは凱旋門賞を視野に入れていることもあるし、キタサンブラックも同様に凱旋門賞へ向かいたいと話している。日本馬が何頭か出走することで、勝利も見えてくるかもしれない。
数々の記事にも書かれていたように、今回の有馬記念はチームサトノが作り上げた勝利である。同厩舎、同馬主のサトノノブレスが3コーナー付近から進出したことで、ペースがグーンと早くなり、キタサンブラックは4コーナー出口で先頭に立たざるを得なくなったのが、1番の敗因だと武豊騎手も語っている。
この結果を受けて、卑怯だとか卑劣だとかいうことは全くない。これも作戦であり、海外競馬ではラビットと呼ばれるペースメーカー馬を出走させることも多く、勝たせたい馬に有利なペースを作るのも勝利のためには必要なのだ。
今年の凱旋門賞でも、チームオブライエンがうまく立ち回り、1~3着を独占したように、海外の厳しいレースを勝つためには、総力を持って立ち回る必要がある。
そういった競馬のやり方というのは、過去から何度も言われてきたことだが、今回の有馬記念で初めて、チーム戦という競馬を見せられた気がする。過去に何度あったかはわからないが、さすが海外で修行を積んだ池江厩舎の馬たち。そして、それを許容したオーナーサイドの判断に感服する結果となった。