2016年 凱旋門賞 予想
シャンティイ2,400m
今年から凱旋門賞が日本でも買えるようになった。これは嬉しいことだが、凱旋門賞を当てるのはかなり難しいと考えている。しかし、一つ言えることは、日本のミーハーなファンにより、マカヒキのオッズがうなぎのぼりに上がることは火を見るより明らかである。これを見逃すわけにはいかない。このレースこそ、今年最高の勝負どころであり、一番馬券が大化けするポイントなのではないだろうか。
マカヒキに負けて欲しいわけではないし、応援もしている。ルメールも大好きである。実際ルメールにあって握手までしてもらったこともあるぐらいだから、彼にとっての凱旋門賞というのが特別なものということもわかっている。だから、必ず応援はする。しかし、ロマンでは馬券は買えないのだ。
凱旋門賞にはなんども日本馬が挑んで、その壁に弾かれてきた。一番惜しかったのは誰がなんと言おうとエルコンドルパサーの凱旋門賞であろう。あのペースで逃げて逃げ切り間際でモンジューに差されるというレースっぷりだった。海外競馬はペースメーカーがたまに出走するほど、本当に予想がしづらい。馬群の運びも馬それぞれの動き方も日本の定説が通用しないことを理解したほうがいい。
また、ヨーロッパの場合はレースコースも意味がわからないものが多い。日本やアメリカのように綺麗に楕円形になっているコースなどほとんどない。それに、激しい坂があり、登ったり下ったりと忙しいコースも多い。今回のシャンティイ競馬場も例外ではない。前年まで凱旋門賞が行われていたロンシャン競馬場もひどいもんだ。ロンシャン競馬場にはフォルストレートというものがあり、コーナーを曲がった先に直線があり、最後に角度の大きいコーナーがあり、そこを曲がりゴールに向かうというもの。春にエイシンヒカリがこのレース場で10馬身差という差でイスパーン賞を勝利したが、乱ペースに飲まれずに自らペースを作り走れる馬が強い印象がある。
マカヒキが逃げ宣言でもして、逃げるというのなら多少の勝算はあると思う。斤量の妙味もあるし、しかし、外枠からの競馬ではそうもいかないだろう。中団に控えようとして、後続の馬にせっつかれて先行してしまう気がする。ペースがつかめないと馬の消耗も激しく、惨敗してしまう馬はいくらでもいる。
前走では落鉄もし余裕残しでニエル賞を買ったマカヒキだが、ニエル賞のメンバー構成もかなり懐疑的に見ており、キズナが勝った時のメンバーの方が強かった印象がある。そのキズナでさえ凱旋門賞を勝つことはできなかったのだ。
今年は強い馬が数頭回避しているけど、それでもポストポンドなどの馬はしっかりとここに駒を進めてきた。現時点で最強馬と言われているポストポンドがどんな競馬をするかに注目が集まる。海外の調教師インタビューにて、ポストポンドの調教師がライバルはマカヒキと言っているが、これは日本メディア向けのポーズだろうし、実際はもっとたくさんの馬の名前を挙げているだろう。日本向けに編集されたインタビューなど信用できない。
ということで、馬券を絶対に当てたい私は、ファウンド、レフトハンドという牝馬二頭を本命対抗にして、ポストポンドを単穴に指名した。抑えとしてマカヒキである。
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◎ファウンド
◯レフトハンド
▲ポストポンド
△シルバーウェイヴ
△マカヒキ